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World
Voice from the world
世界各地からの子育て便り

育った家庭によって考え方やルールが違うように土地が変われば常識も変わったり。
いろんな土地のいろんな文化。でもみんな頑張っているのは同じ。
子育て中のお父さんやお母さんが連載するコラムです。

from Sweden

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 自然に囲まれたスウェーデンなので、動植物の生態を身近に観察する機会が山とあります。そんな中で我が家の子が一風変わった体験ができるのは、義父が趣味で養蜂をやっているから。義父の持つミツバチの巣箱はたった3箱だけれど、毎年約25~30キロの蜂蜜が採れます。越冬した蜂が春になると活動し始め、義父も水や砂糖水をあげたりのお世話が始まります。本来虫嫌いの末っ子だけれど、おじいちゃんの教えてくれる複雑な蜂社会の仕組みや生態を詳しく聞くと興味の方がムクムク。せわしなく行き来するミツバチを、恐々ながらもじっと座って眺めていました。以前一度、家の庭の木の枝に大量の蜂が大きな塊になってぶら下がってて驚いた事があります。いわゆる分蜂(ぶんぽう)中だったのですが、同じく養蜂を趣味にしてる親戚が空の巣箱を持って駆けつけ女王蜂も含めて確保。初めて見る蜂のお引越しに子どもだけでなく、大人にとっても貴重な体験でした。そして現在、スウェーデンでは養蜂は静かなブーム。庭があれば町の住宅地でも飼ってる人がいるくらいです。朝ごはんのパンに、自家製蜂蜜を塗るのがトレンドってスウェーデンらしいですよね。

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profile

家族はスウェーデン人の旦那と娘2人とストックホルム郊外に住んでいます。5年間のフランス生活を経て、スウェーデンに移住。上の子はスウェーデン生まれ、下の子は日本生まれと両国での妊娠・出産の大違いを体験。ブログでは普段の生活をつらつら書き綴っています。

from Kanagawa

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 小さい頃からバッタやトンボを取り逃したことはないし、ポケットには大抵ダンゴムシが入っていたし、庭に住むカナヘビたちの顔を覚えていた長女。地面に這いつくばり土をいじって育ちました。小学校の授業で植物を育て始めると栽培に目覚め、家でもミニトマトを栽培することに。二台のプランターに苗を一本ずつ植えましたが、肥料が片方分しかなく、肥料がある苗とない苗、と図らずも実験のようになりました。せっかくなので観察です。肥料をあげた方がたくさん実をつけるはず、との予想に反してさほど違わず、「あれ?なんで?」。知りたい彼女、今度は調べます。「ミニトマトは痩せた土でも育ち、肥料が多いとかえって実りづらい」の答えにたどり着き納得。そしてたくさん実ったミニトマトは一粒も家族の口に入ることなく夏を終えました。なぜ食べられなかったかって?それはね、娘が毎朝登校途中の友だちを呼び込み、実ったトマトをぜーんぶご馳走していたから!大笑いです。
 兄と一緒に野外活動に行った時には、散策しながら食べられる雑草を採取して天ぷらに。その意外な美味しさにびっくりしながら、見る目が変わり調理の凄さも知りました。
「見つける・育てる・調べる・採取する・調理する」を遊びの中から知って学んだ娘は早や十五歳、この春、食品科学科へ進学しました。専門家への道を選択、白衣を着て実験・実習・レポートの日々へと突入しました。菌やカビやあれやこれや。楽しすぎる~と目を輝かせています。

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profile

超個性的な3人の子どもと夫・夫の両親の7人家族。育児と介護をしながら暮らす。おもちゃと絵本の専門店で長く働いていたのと収集癖が相まって「なくても困らないけどステキなもの」に囲まれて幸せ。子育てが少し楽になった今は自宅でフェルト教室を開いたり手仕事仲間とイベントを開催したり。「無駄が人生を豊かにする」がモットー。

from Iwate

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 岩手に来ることがあったら、ぜひオススメしたい場所があります。それは、岩手県沿岸の山田町。白い砂浜とエメラルドグリーンの海が美しく、オランダ島と名付けられた島に渡れば、より絶景が広がっています。海水浴をして遊んだり、特産である牡蠣を味わったり、人気のスポットはいろいろありますが、海や生き物への学びを深めるなら、ぜひ「鯨と海の科学館」へ。見どころは何といっても、1987年に三陸沖で捕獲された巨大なマッコウクジラの実物骨格標本。標本づくりのために全身骨格を一度砂浜に埋めて油を抜き、地元の子供達が掘り返して復元したものです。見て驚くのは、17.6mという大きさ。これだけ大きな鯨が生きている海とは、どれだけ広くて豊かなのだろうか、そんなことを想像させてくれます。実はこの骨格標本、2011年の東日本大震災の津波にのまれながらも、原形をほぼとどめたという経緯があります。津波を伝える存在でもあり、近年まで盛んに行われてきた捕鯨の文化や歴史を教えてくれる大切な存在です。館内には他に、海水の性質、海流や気候など、海にまつわる不思議を模型やパネルで解説するコーナーも。さらに、科学館周辺は、遊具を備えた「船越公園」、人気の海水浴場「浦の浜海水浴場」、ぷりぷりの牡蠣が味わる「山田かき小屋」があり、山田町の魅力を体感できるエリア。自由研究ついでに、夏旅いかがですか。

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profile

高校まで引っ越しが多く、東北や関東のあちこちで暮らす。大学から岩手県で一人暮らしをはじめ、街から見える山の風景や澄んだ空気が好きになり、その結果(!?)岩手で結婚することに。2011年2月に長女を、2014年2月に長男を出産。仕事をセーブしつつも、フリーライターとして活動中。
趣味:手ぬぐい収集。晩酌。ダイエット(もう何度目になるやら)
夢:いつか娘&息子と飲み歩きたい。